迷…命…明…
「俺も合わせないと、後で殴られるの分かってるから、虐待なんかされてませんって言ったら、渋々納得して先生は帰った」




「うん」




「それから俺は黒の物しか身に付けないようになったんだ。血がついても分からないように」



「そっか。でもどうして今も黒にこだわってるの?」



「不安なんだよ…殴られる事ないって分かってんのにな…馬鹿だろ俺。」


「ううん。そんな事ない」
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