迷…命…明…
「仕事?」

「うん」

「言ってなかったっけ?」

「聞いてない。ていうかシュウの年齢も、誕生日とかなんも知らない。友達なのに…」

友達って言う自分が妙に照れ臭くて小声になったアタシを見てシュウは声を出して笑った


「笑い事じゃないし!」

「ごめんごめん。友達なのになんも知らないのは変だよな」

「うん」

「俺、洋服屋働いてる」

「洋服?」

「そっ。服好きだから」
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