迷…命…明…
「あっ!鍵!」

合鍵を持っていた事を思い出したアタシは、鞄の中から鍵を取り出し静かに鍵穴に差し込んだ


カチッと音がしてドアが開く。
音を立てないように忍び足で部屋に入った


シュウが起きてる様子はなく壁に掛けてある時計の秒針の音だけが聞こえる。

「寝てるんだ…」

そう呟いた声がやたらと自分の耳に響いた


寝てるなら仕方ないと思い帰ろうとしたけど、一瞬でも顔を見たくて、寝室の扉を静かに開けた
< 76 / 270 >

この作品をシェア

pagetop