迷…命…明…
「俺だけど」

そう言うシュウの声は寝起きだからか掠れていて

「うん。どうしたの?」

「今、学校?」

「なんで?」

「いや、なんか夢にアコが出てきて気になったから」

「なんだそれ!」

なんて笑ってみたけど、内心すごい嬉しかった

「で、今学校?」

「今、隠れ家の近く」

「えっ?」

「だから!シュウの家の近く!」

恥ずかしいアタシはそれを隠す様に大きな声を出した


だって恥ずかしいじゃん!シュウを求めてるみたいで!
…いや、そうなんだけどさ
< 79 / 270 >

この作品をシェア

pagetop