迷…命…明…
「シュウ?寝てる?」

入口から問い掛けるが返事はない

ベットに近付き布団の中を覗き込んだアタシに


「おはよ」

シュウの掠れた声が聞こえた

「起きてたの?」

「起きてた。でも寒くてベットから出たくない」


「はぁ…今日仕事は?」

「12時から。遅番だから」

「そっか。まだ時間あるからもう少し寝てなよ」

そう言ってベットから離れようとするアタシの腕をシュウは掴んだ
< 81 / 270 >

この作品をシェア

pagetop