妹の恋人は姉の彼氏の従弟

疲れたぁ…
私はシャワーだけ軽く浴びると
ベッドの横になった

海堂彰吾は今、お風呂に入っている
汗をかいたら、風呂に入って
体を温めつつ、綺麗にしたいとか
ぶつぶつ言っていた

私にも風呂に入れとか
言ってたけど
汗だけ流せれば、それでいい

海堂彰吾とのランニングはつらい
なにあの速さ
信じられない

マラソン選手かっての
ついていくので精一杯で
道案内も何もなかった

しかも私がシャワーを浴びている間
体が冷めないようにとか言って
ペットボトルで簡単なダンベルと作って
筋トレまでしてたよ

部屋のはじには
敷き布団が畳んであった

これはきっと自分で敷けということだろう

でも私にはその体力がない
もう夢の住人が呼んでいるよ

海堂彰吾が勝手に敷くだろう
寝るのに
必要な道具だ

私は鉛のように重たくなった体を
ベッドに放りだしたまま
瞼を落とした