ネコガールの恋
大火はそれを聞くと、ニッと笑い、

「大学にはいつでも行けるからなんて、
 自信がなきゃ言えないセリフだね!
 うらやましいね。

 俺も大学行かなかった口だけど、
 俺はたぶん、行こうと思っても、
 受かったかどうか分かんないよ」

と、またぐいっとビールを飲んだ。


その後も、生野菜サラダを頼んだり、
ビールを追加したりして、小一時間
おしゃべりしていた2人だが、明日も
仕事なこともあり、夜11時前には
店を出た。

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