ネコガールの恋
「あっ、そっちの方がいいかもね」

と、フィレオフィッシュを注文する
ネコガール。

そのとき、彼女の眼前で、また青白い
電撃がスパークし、思わずあっと目を
閉じたネコガールが、そ~っと目を
上げて見てみると、

丸テーブルにネコガールを挟んで、
お互いにできるだけ遠くに座っていた
連れの男2人が、

(この野郎・・)

(なんだよ、やるのか?)

と言わんばかりに歯をむき出して、
しっかと睨み合っていた!

もはや一触即発、爆発寸前であった。


ネコガールの頭の中で、

「ケンカをやめて~

 ふたりを止めて~

 わたし~のため~に~、
 
 争~わない~で~」

という、竹家マリアのヒット曲のサビ
の部分が流れ出した。
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