ネコガールの恋
「ネコガール、ちょっといい?」

仕事が夕方6時に終わり、今日は疲れた
な~、早くお風呂入ろ・・と思いながら
帰ろうとしているネコガールを、

険しい顔をしてつかつかと寄ってきた
ナンが呼び止めた。

「な、何?」

「ちょっと。こっち」

ナンに言われるまま、ネコガールは事務
所を出て、かなり薄暗くなっている中を、
あまり人通りのないところまで歩いて
いった。

「ナン~、どうしたのよ~」

一体何なんだろうと怪訝に思うネコガー
ルの声で、ぴたっと止まったナンは、
振り向くと、

「ネコガール、あんた、こないだ宮城
 さんとデートしたでしょう!?」

と怒り出した!
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