ネコガールの恋
「へー、高校に写真科なんてあるのね。
 じゃあ、高校出てすぐ?」

「まあね。ネコガールはどうなの?」

大火は噛んでいたネズミ焼きをビールで
流し込んだ。

「私は高校のときにスカウトされたの。

 アルバイト感覚でやってたんだけど、
 けっこう人気も出てきてくれて、辞め
 にくくなったから、そのままやってる
 のよ。

 大学には、行こうと思えばいつでも
 行けるから」
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