青春ing
「今年の夏、ウチの店はカントリーとアニマルプリントで攻めてるんですよ。お客様の髪、綺麗な茶色でいらっしゃるので重たくなりませんし。こちらのベルトも合わせて頂くと、青と白で爽やかな感じになりますよ!」
店員さんが白いベルトと青いTシャツ、香子が試着できるように頼んでくれたクリーム色のロングスカートを持って、フィッティングルームまで連れていってくれる。服を受け取って、スニーカーを揃えて中に入ると、緊張して深呼吸をしたくなった。試合直前でもないのに、変な感じだなぁ……
Tシャツを着替えてベルトをして、カーテンの向こうで待っていた二人に感想を尋ねる。店員さんが「とってもよくお似合いですよ!」と言うのは、嫌な言い方になるけど、商品を売るためには当然のこと。だから、相方の意見が凄く気になった。
「……おー!ボーイッシュな女の子って感じだね。猫ちゃん可愛いし、バランス取れてるよ。」
「お客様、ちょっと足元失礼しますね。」
店員さんがしゃがみ、あたしのジーンズの裾を三回程折る。そうしたら、白黒ボーダーのアンクルソックスと肌の境目が現れた。
「足首を見せた方が、女の子の華奢な感じが出て良いんですよ!」
「そ、そうなんだ……勉強になります。」
「お客様、そちらのスカートの試着には、是非こちらのベルトを。腰回りをマークするので、メリハリが付きますよ!」
差し出された、かなり太めの茶色い革製のベルト。こんなのもあるんだと感心していると、香子から「そのTシャツとこのスカートも合いそうですね」という言葉。店員さんが「そうですね!今の格好がボーイッシュなので、今度は少しガーリーな感じになると思います」と返事したので、あたしの相方はお洒落センスが高いんだなぁ、と尊敬してしまった。ソフト以外でも、やっぱり頼れるパートナーだ。
店員さんが白いベルトと青いTシャツ、香子が試着できるように頼んでくれたクリーム色のロングスカートを持って、フィッティングルームまで連れていってくれる。服を受け取って、スニーカーを揃えて中に入ると、緊張して深呼吸をしたくなった。試合直前でもないのに、変な感じだなぁ……
Tシャツを着替えてベルトをして、カーテンの向こうで待っていた二人に感想を尋ねる。店員さんが「とってもよくお似合いですよ!」と言うのは、嫌な言い方になるけど、商品を売るためには当然のこと。だから、相方の意見が凄く気になった。
「……おー!ボーイッシュな女の子って感じだね。猫ちゃん可愛いし、バランス取れてるよ。」
「お客様、ちょっと足元失礼しますね。」
店員さんがしゃがみ、あたしのジーンズの裾を三回程折る。そうしたら、白黒ボーダーのアンクルソックスと肌の境目が現れた。
「足首を見せた方が、女の子の華奢な感じが出て良いんですよ!」
「そ、そうなんだ……勉強になります。」
「お客様、そちらのスカートの試着には、是非こちらのベルトを。腰回りをマークするので、メリハリが付きますよ!」
差し出された、かなり太めの茶色い革製のベルト。こんなのもあるんだと感心していると、香子から「そのTシャツとこのスカートも合いそうですね」という言葉。店員さんが「そうですね!今の格好がボーイッシュなので、今度は少しガーリーな感じになると思います」と返事したので、あたしの相方はお洒落センスが高いんだなぁ、と尊敬してしまった。ソフト以外でも、やっぱり頼れるパートナーだ。