【実話】ありがとう…。
「あの……たかさんの携帯…返して貰っても良いですか?」
「えっ?」
お兄さんは、ビックリしたようにバックミラー越しに、私を見、奥さんは後ろを振り返り、私を見ていた―。
「契約者…私なんです。支払いちゃんとするからって約束だったんですけど、支払いも私がしてたし…。お母さんには、一応言ったんですけど…返して貰え無かったから…」
お兄さんも困ったような顔をし、少し考え、
「分かった。お袋には俺からちゃんと話して、返すようにするから、もう少し待って貰える?」
「はい。よろしくお願いします」
「ところで望ちゃんどうする?家に帰るなら送ってくし、それとも一緒にたかの所に行く?」
「たかさんの所に行きます」
本当は、たかさんの自宅に戻るはずだったけど、急な階段があり、たかさんを連れて帰れない為、叔母さんの家に行く事になった。
家に着くと、直ぐにお兄さんの仕事仲間の葬儀屋さんが来て、祭壇を用意したり、テキパキと仕事をこなして行く。
祭壇も出来上がり、たかさんはもう、棺に入って居るので、そのまま安置される。
暫くして、落ち着くと皆ご飯を食べたり、お風呂に入って寛ぐ。
「えっ?」
お兄さんは、ビックリしたようにバックミラー越しに、私を見、奥さんは後ろを振り返り、私を見ていた―。
「契約者…私なんです。支払いちゃんとするからって約束だったんですけど、支払いも私がしてたし…。お母さんには、一応言ったんですけど…返して貰え無かったから…」
お兄さんも困ったような顔をし、少し考え、
「分かった。お袋には俺からちゃんと話して、返すようにするから、もう少し待って貰える?」
「はい。よろしくお願いします」
「ところで望ちゃんどうする?家に帰るなら送ってくし、それとも一緒にたかの所に行く?」
「たかさんの所に行きます」
本当は、たかさんの自宅に戻るはずだったけど、急な階段があり、たかさんを連れて帰れない為、叔母さんの家に行く事になった。
家に着くと、直ぐにお兄さんの仕事仲間の葬儀屋さんが来て、祭壇を用意したり、テキパキと仕事をこなして行く。
祭壇も出来上がり、たかさんはもう、棺に入って居るので、そのまま安置される。
暫くして、落ち着くと皆ご飯を食べたり、お風呂に入って寛ぐ。