【実話】ありがとう…。
‡第十章 引っ越し‡
久し振りに、秀兄から電話があり、東京から、実家に帰って来てると。
普段の日だし、珍しいなと思い、聞いてみると、
「引っ越しの準備してるんだ」
「は?誰の?!」
「だから、実家の!」
って笑って話す。
「えっ?お母さん引っ越すの!?」
急いで手伝いに行く。
たかさんの家に行くと、山積みの段ボール。
朱羅の姿が見当たらない…。
「秀兄、朱羅は?」
不思議に思って聞いてみると、
「次に引っ越す所は、市営住宅の為、連れて行けないから、豊さんに引き取って貰った」
と言いにくそうに話す。
朱羅…元気で居るのかな?
幸せに暮らしてる…?
たった一度だけ、たかさんに連れられて、豊さんの家に行ったけど、あんな家じゃ、朱羅は暮らしていけない。
衣服が散らかり、飼っている犬のウンチもあちらこちらに落ちていて、ご飯だってたまにしか当たっていなかった。
見るに見兼ねてたかさんがご飯をやりに行ってた。
引き取りたかった!
貴方の可愛がって居た愛猫だから―‐。
でも…家にも4匹の猫達が居て、引き取る事は、出来なかった―‐…。
ごめんね…朱羅。
飼ってあげられなくて―。
普段の日だし、珍しいなと思い、聞いてみると、
「引っ越しの準備してるんだ」
「は?誰の?!」
「だから、実家の!」
って笑って話す。
「えっ?お母さん引っ越すの!?」
急いで手伝いに行く。
たかさんの家に行くと、山積みの段ボール。
朱羅の姿が見当たらない…。
「秀兄、朱羅は?」
不思議に思って聞いてみると、
「次に引っ越す所は、市営住宅の為、連れて行けないから、豊さんに引き取って貰った」
と言いにくそうに話す。
朱羅…元気で居るのかな?
幸せに暮らしてる…?
たった一度だけ、たかさんに連れられて、豊さんの家に行ったけど、あんな家じゃ、朱羅は暮らしていけない。
衣服が散らかり、飼っている犬のウンチもあちらこちらに落ちていて、ご飯だってたまにしか当たっていなかった。
見るに見兼ねてたかさんがご飯をやりに行ってた。
引き取りたかった!
貴方の可愛がって居た愛猫だから―‐。
でも…家にも4匹の猫達が居て、引き取る事は、出来なかった―‐…。
ごめんね…朱羅。
飼ってあげられなくて―。