【実話】ありがとう…。
兄は、母と少し話をすると、帰って行った。
階段の所から、母に呼ばれる―。
「望~」
「何?」
「次の休みっていつ?」
「明日、夜勤だから、明明後日休みだけど」
「眞治(しんじ)の言ってた神様の所に、行ってみよう。手を掴まれてるのも、強くなってるんでしょ?」
「う…ん」
その後、母が神様の所に連絡し、明明後日行く事が決まった。
その老人は、町の人からも神様と呼ばれていた。
腰が曲がって歩けなくなった、お婆さんをダメ元と家族の人が連れて行くと、帰りには一人で歩いて帰る。
又、ある人は、咳が止まらず、病院に掛かっていても治らなくて、この神様の話を聞き、行ってみると、猫の毛が一本喉に刺さっていると言われ、取って貰うと、咳はピタリと止んだ。
その後、病院に掛かる事は、無かった。
4日後。
バスに乗り、片道2時間半。
街並みがどんどんのどかになって行く。
流れ行く景色を静かに眺める―。
階段の所から、母に呼ばれる―。
「望~」
「何?」
「次の休みっていつ?」
「明日、夜勤だから、明明後日休みだけど」
「眞治(しんじ)の言ってた神様の所に、行ってみよう。手を掴まれてるのも、強くなってるんでしょ?」
「う…ん」
その後、母が神様の所に連絡し、明明後日行く事が決まった。
その老人は、町の人からも神様と呼ばれていた。
腰が曲がって歩けなくなった、お婆さんをダメ元と家族の人が連れて行くと、帰りには一人で歩いて帰る。
又、ある人は、咳が止まらず、病院に掛かっていても治らなくて、この神様の話を聞き、行ってみると、猫の毛が一本喉に刺さっていると言われ、取って貰うと、咳はピタリと止んだ。
その後、病院に掛かる事は、無かった。
4日後。
バスに乗り、片道2時間半。
街並みがどんどんのどかになって行く。
流れ行く景色を静かに眺める―。