【実話】ありがとう…。
用意が出来たら、呼ぶでな」
そうゆうと、遠藤さんは隣の部屋に入り、用意を始める。
5分程すると、隣の部屋へ呼ばれる。
「ここに座って。お母さんも隣にどうぞ」
言われた座布団に座り、辺りを見回す。
部屋には仏壇のような物があり、周りには、見て貰った人達から上げられた、沢山のお酒やお供え物が所狭しと並んでいる。
この神様は、大きな狐と1匹と小さな狐2匹の狐を操り、悪い物を祓ったり、小さな狐に情報を貰ったりしているらしい。
霊感の強い人は、狐の姿が見えるようだが、残念ながら、私には見えなかった。
手を合わせて祈り始める。
お経の様な、そして呪文の様にも聞こえる言葉を発し、体に触れる。
触れられた部分が徐々に熱くなり、自然と涙が零れ落ちる―。
溢れ出した涙は、次々に零れ落ち、止まらない―‐。
どの位の時間そうしていたか分からないが、とても長く感じた。
全てが終わり、遠藤さんが静かに話す。
「彼は…アンタに迷惑掛けるつもりなんか無かったんじゃ…。ただ、心配で傍に居たかっただけなんじゃな」
涙の雫がまた、零れ落ちた―。
「病気が治ったら、結婚しようと思ってたみたいじゃな」
そうゆうと、遠藤さんは隣の部屋に入り、用意を始める。
5分程すると、隣の部屋へ呼ばれる。
「ここに座って。お母さんも隣にどうぞ」
言われた座布団に座り、辺りを見回す。
部屋には仏壇のような物があり、周りには、見て貰った人達から上げられた、沢山のお酒やお供え物が所狭しと並んでいる。
この神様は、大きな狐と1匹と小さな狐2匹の狐を操り、悪い物を祓ったり、小さな狐に情報を貰ったりしているらしい。
霊感の強い人は、狐の姿が見えるようだが、残念ながら、私には見えなかった。
手を合わせて祈り始める。
お経の様な、そして呪文の様にも聞こえる言葉を発し、体に触れる。
触れられた部分が徐々に熱くなり、自然と涙が零れ落ちる―。
溢れ出した涙は、次々に零れ落ち、止まらない―‐。
どの位の時間そうしていたか分からないが、とても長く感じた。
全てが終わり、遠藤さんが静かに話す。
「彼は…アンタに迷惑掛けるつもりなんか無かったんじゃ…。ただ、心配で傍に居たかっただけなんじゃな」
涙の雫がまた、零れ落ちた―。
「病気が治ったら、結婚しようと思ってたみたいじゃな」