【実話】ありがとう…。
堪えきれなくなり、嗚咽が漏れる―。
「ウッ…ウッ…グスッ…たかさ…ん…」
「今は、彼も自分の置かれた状況を理解して、落ち着いているから大丈夫じゃよ。安心なされ。ただな…。彼は、逝かなきゃならん。分かっとるけど、逝かれんのじゃ。アンタが心配でな…。彼の為にもアンタは逝くように心から祈らないかん!分かるな?」
「……はい」
涙は止め処なく流れ落ちる。
姿は見えなくとも、傍に居てくれた…。
離れたくない。
でも…私が確りしなきゃたかさんはいつまでも逝く事が出来ないんだよね…。
手を合わせ、心の中で祈る。
『たかさん、ごめんね…。心配で逝けなかったんだね。私は……もう、大丈夫だから。たかさんの病気が治ったら、結婚しようと思ってくれたんでしょう。それだけで充分幸せだよ!!ありがとう…。たかさんも逝かなきゃね…』
「もう、大丈夫じゃよ。彼は、自分の逝くべき所に逝ったよ。安心しなされ」
そうゆうと優しく微笑んだ。
「ありがとうございました…」
母と一緒に頭を下げる。
「少しは、スッキリしたかね?顔付きも変わったようじゃが…」
「ウッ…ウッ…グスッ…たかさ…ん…」
「今は、彼も自分の置かれた状況を理解して、落ち着いているから大丈夫じゃよ。安心なされ。ただな…。彼は、逝かなきゃならん。分かっとるけど、逝かれんのじゃ。アンタが心配でな…。彼の為にもアンタは逝くように心から祈らないかん!分かるな?」
「……はい」
涙は止め処なく流れ落ちる。
姿は見えなくとも、傍に居てくれた…。
離れたくない。
でも…私が確りしなきゃたかさんはいつまでも逝く事が出来ないんだよね…。
手を合わせ、心の中で祈る。
『たかさん、ごめんね…。心配で逝けなかったんだね。私は……もう、大丈夫だから。たかさんの病気が治ったら、結婚しようと思ってくれたんでしょう。それだけで充分幸せだよ!!ありがとう…。たかさんも逝かなきゃね…』
「もう、大丈夫じゃよ。彼は、自分の逝くべき所に逝ったよ。安心しなされ」
そうゆうと優しく微笑んだ。
「ありがとうございました…」
母と一緒に頭を下げる。
「少しは、スッキリしたかね?顔付きも変わったようじゃが…」