【実話】ありがとう…。
心配した母が、

「無理しなくていいら、残しなさい」



「うん、食べたいんだけど、もうお腹が一杯なんだ…」


まだ、半分以上が残っている。


「すみませ~ん」



「は~い」

店員が傍へ来る。


「あの…食べれない分、持って帰りたいんですけど」


店員はニッコリ笑い、

「お下げして、折りに詰めますね」



「ありがとうございます」


母も食べ終わり、店員が折りに詰めた寿司セットを持って来てくれた。


「そろそろバスの時間だし、行こうか」


会計をし、店を出る。

「ありがとうございました~」



「「ご馳走様でした」」


バス停に行くと、バスはもう、止まっていた。


発車する時刻までまだ10分程ある。


あっちの携帯を鳴らす。


プルルルルルルッ。プルルルルルルッ。


「はい」



「あっち、今大丈夫?」



「あぁ、昼休みだし、客も居ないから大丈夫だよ」



「今ね、〇〇に居るの」



「は?何でそんな所に居るんだ?」



「うん、右手の上腕の掴まれてる感じが強くなってたし。兄が色々調べてくれて、神様の所に来たの。たかさんだった。


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