【実話】ありがとう…。
結局、話に花を咲かせ、何処に行くのかも決まらず、いつもの店に行く。


「いらっしゃいませ~」



「マスター久し振り!」

ニッコリ笑って挨拶をする望。


「おお、ミッチーに望ちゃん久し振りだな」

マスターもまたニコリと笑う。


「最近二人とも来てなかったけど、仕事忙しかったの?」



「う~ん、仕事は相変わらずだよ。後は色々あってね!ってか、斎藤さんも来てなかったの?」



「私は、仕事が忙しかったし、子供の行事とかでさ」


マスターと望はフムフムと頷いている。


いつもの席に座るといきなり斎藤さんに、質問される。


「最近どうなの~?彼氏出来た?」



いきなりの彼氏出来た?発言にビックリする。


「う~ん」



「何?私に言えない様な事でもしてる訳~?」



「言えない様な事はしてないって!!ただ…。彼氏って言って良いのかなぁって思ってさ~」



「どう言う意味?」



「実はさ、今、好きな人は居るんだ。その人とはメールで知り合って、色々相談したりしてたのね。で、パソコン変な所弄っちゃって、可笑しくなったって言ったら、直しに来てくれたの。それから仲良くなって、ご飯食べに行ったり、ドライブに連れて行ってくれたりしてる。


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