【実話】ありがとう…。
「はぁ…。食欲ない」


煙草に火を着ける。

「はぁー。仕事に行きたくない。休む訳にもいかないし」


フゥーと煙草の煙を吐き出す。


灰皿に煙草を押し付ける。


冷蔵庫から、ミネラルウォーターを出し、2階へ戻り、コンポの電源を入れた。


~~♪~~♪~~♪~~

浜崎あゆみの『M』が流れる―‐。







気付くと泣いていた。


たかさんの事で傷ついて、だけどたかさんのたった一言で癒されて。


この歌詞と一緒じゃん。


「早いけど、仕事に行こう。一人で居ると色々考えちゃうし…」



仕事に行く用意し、職場へ向かった。


制服に着替え、詰所へ行く。


「おはようございま~す」



「あれっ、時間早くない?」


仲良くしている看護師の美子(よしこ)だ。


「一人で居たくなくてさ」

苦笑いをしていると


「そっか、後で話聞こうか?」

と言って、仕事へ戻って行った。






時間はどんどん進み、休憩の時間。



夕食を食べながら、携帯をチェックする。


受信メール1件。


―――――――――――

差出人:たかさん
Sb:

今日は、遅番だよな!?


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