【実話】ありがとう…。
‡第六章 病気~宣告~‡
2001年11月6日。
今日は、早番で朝の7時から3時半までの勤務。
仕事の合間に、
「たかさんもう、病院に行ってる時間だね」
そう思いながら仕事をこなし、お昼の休憩に入る。
「メール来てるかな?」
と携帯をチェックすると、新着メール1件あり。
メールBOXを開けると、やっぱりたかさんからのメール。
メールを見て、目を疑った―‐。
「嘘でしょう!?」
―――――――――――
宛先:望
Sb:
病院行ったら直ぐ入院しろって言われた…。
検査の結果、癌なんだって…。
俺、死ぬのかな?
肺にも転移してるし、明日手術だって。
―――――――――――
ボトリと音をたて携帯が落ちる―‐…。
頭の中が真っ白になっていく。
どのくらい、そうしていたのか分からない―。
お昼休憩の為に、休憩室に入って来た美子。
私の様子が可笑しい事に気付く。
「望さん…?」
「………」
「望さん」
「………」
「望さん!」
肩を揺すぶられ、やっと我に返る。
「美…子…?」
「どうしたの?何回呼んでも返事ないし…」
今日は、早番で朝の7時から3時半までの勤務。
仕事の合間に、
「たかさんもう、病院に行ってる時間だね」
そう思いながら仕事をこなし、お昼の休憩に入る。
「メール来てるかな?」
と携帯をチェックすると、新着メール1件あり。
メールBOXを開けると、やっぱりたかさんからのメール。
メールを見て、目を疑った―‐。
「嘘でしょう!?」
―――――――――――
宛先:望
Sb:
病院行ったら直ぐ入院しろって言われた…。
検査の結果、癌なんだって…。
俺、死ぬのかな?
肺にも転移してるし、明日手術だって。
―――――――――――
ボトリと音をたて携帯が落ちる―‐…。
頭の中が真っ白になっていく。
どのくらい、そうしていたのか分からない―。
お昼休憩の為に、休憩室に入って来た美子。
私の様子が可笑しい事に気付く。
「望さん…?」
「………」
「望さん」
「………」
「望さん!」
肩を揺すぶられ、やっと我に返る。
「美…子…?」
「どうしたの?何回呼んでも返事ないし…」