【実話】ありがとう…。
でももう大丈夫だから。心配掛けてごめんなさい。じゃ、仕事が有るから」

そう言い残し、その場を後にした―。



はぁ、患者さんに心配掛けるなんて、何やってるんだろう…。頑張んなきゃな。



気持ちの切り替えのお陰なのか、いつもより仕事が捗(はかど)り、あっという間に終わった。



家に着き、パソコンを開けたかさんに返事を書く。

―――――――――――

差出人:望 2000/12/26
宛先:たかさん
件名:Re

お疲れ様です(^_^)今、仕事から帰って来ました!
たかさんのメール見て、何だか恥ずかしくなっちゃちた(ρ_;)

フラれたからって、仕事に支障来しちゃいけないよね…。

今日ね、患者さんにも心配されちゃってさι
言われちゃったよ…。望ちゃんが元気ないから心配してたんだよって。

はぁι本当に、情けない!
たかさんの言う通り頑張んなきゃなね!
私頑張るからo(^-^)o

―――――――――――

送信と!

たかさんとは、毎日のメールのやり取りをし、次第に仲良くなっていった―‐…。






そんなある日―。


仕事も休みで朝から私は、パソコンを開いて色々な機能を試していた。


大した分かりもしないのに弄っていて、メールを送信しようとしても送信出来ない。


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