【実話】ありがとう…。
‡第七章 転院‡
11月20日。

とうとう、たかさんが転院する日が来てしまった―‐…。


今までのように、毎日病院に行く事が出来なくなってしまった。


でも、1日でも早く、元気になって欲しい。

だから仕方がない…。

この時は、そう思ってた。





でもね…。

あんな事になるなら、転院なんかしなきゃ良かった。


今でもそう思うし、後悔の気持ちでいっぱいなんだ。


朝、転院する前にたかさんからメールが届く。

―――――――――――
宛先:望
Sb:

おはよう!

今日、いよいよ転院だ。
昨日も痛みが酷くって、痛み止使ったから、今もヘロヘロだ。

緊張のせいか、あんまり眠れなかったし。

望、ありがとな。

これから札幌に行く。

じゃ、またな!

―――――――――――

読み終わり、直ぐに返信する。


―――――――――――

宛先:たかさん
Sb:いってらっしゃい!!

おはよう!
等々、転院の日が来ちゃったね…。
本当は、一緒に行きたかったけど、仕事で行けなくてごめんね…。

休みの日には、必ず行くから!!

―――――――――――


たかさん、頑張ってね。私は何もしてあげられないけど、絶対病気になんか負けないって信じてるから!


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