【実話】ありがとう…。
「おぅ、近くに行ったら又、電話するよ。じゃ、後でな!」

電話が切れた途端、急にドキドキし始める。


「はぁ、緊張した…」


~15分後~

~♪~♪~♪~

着信:たかさん

「も、もしもし」

緊張してどもっちゃったよ。


「あっ、望ちゃん?家の近くのコンビニに着いたよ」


「あっ、はい。直ぐ行きます」

急いでコンビニへ向かうと白とシルバーのツートンカラーのローレルが止まっていて、横に男の人が立っている。


ちょっと緊張した声で話し掛ける。


「たかさん?」


男の人はゆっくり振り向き―‐。


「望ちゃん!?初めまして、たかです!」

そう言い、ニッコリと微笑んだ。




会った瞬間、私は思ったんだ。


どんな形かわからない…。けど、この人とはずっと一緒に居るんじゃないかって。



この時はまだ、私達の未来にあんな事が起きるなんて、思っても見なかった―‐…。


「初めまして、たかさん!望です。仕事で疲れてるのに、態々(わざわざ)来て貰ってごめんなさい」



「気にしなくても良いよ!俺が言い出した事なんだから」

そう言って優しく笑ってくれたよね。



「でも…。私が余計な事しなかったら…」


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