【中編】糸[続編追加]
私とりっくんは、着替えを持ってお風呂の脱衣所に。


私は、りっくんに背を向きながら脱ぎはじめた。


りっくんも私に背中を向けて脱いでいた。


私的には、背中は見せれても前を見せるのは恥ずかしくてタオルを巻いた。


りっくんも腰にタオルを巻いていた。


「じゃあ、はいろ」


私とりっくんは、浴槽につかった。


入浴剤をいれててよかった。


乳白色。


バスタブに2人並んで入った。


りっくんは、普通にね。


なんだけど。


私は、なるべく端にりっくんとの空間をすこしあけていた。


「なぁ。」


「えっ?なに?」


私は、あきらかに動揺していた。


さっき、ファーストキスを済ませた私に余裕なんてなくて。


「なんで、距離あけてんの?」



「りっくん.....だって....」


私は、泣きそうだった。


だって、まさかこんな恥ずかしいとは思わなかったから。


改めてお風呂場って明るいんだって思った。


「あのさ。そこで泣かないでよ。」


迷惑だったのかな。


「......。」


私はなにも言えなかった。
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