【中編】糸[続編追加]
「だって、イライラしてたから、無駄になるかなって思ったけど、明日にはお父さんとお母さんが食べるからいいかなって?」


私は、苦笑い。


「兄、仕方ないよ。てか、兄ってこんなになんだね。茉李ちゃんすごいね。」


わけがわからないけど、海ちゃんに褒められた。



「てか、さっさと食って学校戻れ。」


りっくんの機嫌がよくならない。


私の心配をよそに海ちゃんは、オムライスとグラタンをおなかいっぱい食べて帰って行った。


「茉李、他にないの?」


大半が海ちゃんが食べてたからりっくんには足りないみたい。


「ハンバーグとシチューあるよ。」


「シチューあるのになんで出さないわけ?」


またまた不機嫌。


「だって、一応誤解が解けたから、泊まるのかなって?」


「はっ?茉李、お母さんは?」


ヤバっ。


嘘ついてたんだ。
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