ちゃんと分かってよ…。




「で、でもねっ。あたしは触れられたらドキドキして胸が痛くなる。ギューってなる///」

「うん。俺もなる。さっき狭山に抱きつかれたときなった」

「ほ、ほんとっ!?」

「うん」

「…///」

ほら、恭介のニコッと笑う笑顔で心臓が痛くなる。
恭介は心臓に悪い。











「何だか触れたくなってきた」
そう言ってあたしを抱き寄せる。

「…///」

「ん?どーした奈緒」
そーやっていつもあたしをいじめる///
でも……名前、呼んでくれたね…。



「…エロ魔神///」
べーっと舌を出した。


「んッ…ぁ…///」
また恭介の"男"の時間。
さっき感じたばかりの舌の感覚はまだまだ慣れていなくて麻痺に似た感覚を体が支配した。





< 20 / 24 >

この作品をシェア

pagetop