FIVE STAR
新たな場所
ピンポーン♪
「あ、誰か来たみたいだな。美優、行ってくれ」
「うん」
私はベットから降りて、玄関へと向かった。
ガチャ
「…誰だアンタ」
そこにいたのはまたしてもイケメン。でも私好みじゃないな。軽そうだもん。
少し長めの茶髪にいかにも遊んでますっていう雰囲気持ってるし…。
「何?春樹の女?」
なんの表情も変えずに私に言った。
「ち、違いますっ!!」
何私は焦ってんだ!今日、会ったばかりの人だぞ!
すると顔の横に春樹の顔があった。
「よ、潤也[ジュンヤ]。どした?」
「よう。この女何?お前の彼女か?」
「ちげーよ。ちょっと助けてやっただけ。中入る?」
ちょっとその言葉に落ち込んでる私。
「いや、いい。島田の書類持ってきただけだ。ホイ」
潤也って人は春樹に茶色い封筒を渡した。