FIVE STAR
『嘘でしょー!?それってホント!?私たちって運がある♪安心した!ランクも下がらずに済む!!』
そんなに嬉しいことなのかな。
『今から行くー!!部屋着だけど気にしないでね♪ブチ…』
「…。あいつ、一方的に切りやがった」
「まぁまぁ。あともう一人いるぜ?」
「はいはい」
春樹は潤也に携帯を渡した。
潤也は再び、電話をかけた。
「…お、祐介?起きてたのか、お前は」
あんたの最初の言葉はそればっかだな。
『んー?アハハ。今日はパッチリ目ぇ覚めたんだわ。珍しいだろ?』
「あー、そーだな」
潤也、棒読み…。
「あのさ、すぐ春樹ンち、来いよ。大事な話あるから。蓮華も呼んでる。すぐ来いよ!?」
『ん。おk~。すぐ行くわ。じゃね』
潤也は携帯をテーブルの上においた。
ピンポーン♪
「あ、来た来た。どっちだろうな」
「さぁ」
春樹は足早に玄関に向かった。