FIVE STAR
「君、大人っぽいね。20って言われても不自然じゃない。…じゃあ、学校行ってるね?」
「あ、はい…。高1です」
そもそも高校行ってるけど、働けるのかな?
「じゃあ…週3、働いて。学校も大事だからね」
「え?週3?」
ていうか…学校が許してくれるの?
「あ、大丈夫。その学校の校長に“FIVE STAR”だって言えば、承諾は得られる。結構有名なんだ、ここは」
少し沈黙が続いた。
「あ、オーナー、これ渡しますわ」
春樹が沈黙を切ったと思ったら、春樹は茶色い封筒をオーナーに渡した。
「あ、お疲れ様。3ヶ月よく働いてくれたね。昨日の指令は見てくれた?」
「はい、見ましたよ。前の楽しかったんですけどね」
春樹は小さく笑った。
春樹は…何歳だろう。
「あ、オーナー、美優の仕事は何にするの?」
蓮華さんがオーナーに尋ねた。
「そうだなぁ」
どんな仕事するんだろ…。