FIVE STAR

――

「あ、二人で来たの?」



「よ、春樹」



ドアから顔をのぞかせたのは春樹。私たちが一番に来たみたい。



「どうぞ。寒ィだろ?中、入って」



「うん、ありがとう」



春樹のちょっとした優しさが胸にきゅんってくる。



私たちは部屋の中へと入った。




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