FIVE STAR
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「あ、美優、明日学校だよな?もう寝たらいいよ。みんな、俺の部屋で寝てるし、遠慮なく寝て。俺が起こしてやるから」
春樹は私の頭をなでた。
「うん…そうするね」
祐介、蓮華、潤也はもう毛布にくるまって深い夢の中。
「ちょっと待ってろ」
春樹は立ち上がって、ベットの上にあった毛布を私に渡してくれた。
「…春樹は?」
「ん?俺?大丈夫。もうちょっとして、そこらへんに寝とく。じゃあ、風呂入ってくる。おやすみ」
「おやすみ…」
私は春樹が行ったあと、みんなと同じように毛布にくるまった。
…この毛布、春樹のにおいがする。
あぁ、私…。
一つ気づいたことがあった。
でもそれをなかったことにして、私は瞼を閉じた。