FIVE STAR

――


…う



…優



「美優」



「…ん」



「おはよ、よく寝れた?てか、あんま寝れてねぇか」



「はるき…」



「…。早く起きろ。みんな、もうそれぞれ行ったよ。部屋に戻って用意してきたら?」



春樹の顔がかすんで見える。



「ん、わかった…」



私は重い体を起こして、辺りを見回した。



ホントに誰もいないや。



「ちょっと、洗面所借りるね」



「あぁ、どうぞ」



私は立ち上がった。






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