FIVE STAR
「お邪魔します…」
…やっぱり春樹はいない。
「綺麗だね…」
祐介の部屋はとても片付いていた。
「そう?あ、もう昼じゃん…。美優、ご飯作ってくれよ」
「え?あ、うん…」
いきなりの提案に少し戸惑った。
でも料理の腕は結構自信がある。
「何がいい?」
「んー、ちょっと待てよ」
祐介はキッチンへと向かい、冷蔵庫を開けた。
「…なんもねぇ」
私も祐介の隣に行って、冷蔵庫を覗いた。
「あ、一つできるのがある」
「何?」
「オムライス♪」
私の得意料理だ。