FIVE STAR
気持ち
――
「美優、起きろ」
「んー…」
潤也に体を揺さぶられ、目が覚めた。
「おはよー」
「もう昼だ。軽く食べとけ」
「うん…」
時計を見ると丁度12時になっていた。
私はベットから降りて、サンドイッチが置いてある机の前に座った。
「大丈夫か?」
「うん、だいぶね」
…やっぱりおかしい。
サンドイッチを包むビニールを書いてある手順通りに破る。
「もしかしてずっとココにいた?」
「お前が寝てる間は自分の部屋にいた」
「そっか。じゃ、いただきます」
サンドイッチを口に運ぶ。
「…うん、おいしい」
「じゃあ、俺帰るわ。顔色よくなった感じだし」