お嬢様☆執事
「あ、やっと来たわね」
「おー、沙羅おはよう」
「あれー?沙羅、ちゃっかり服着てんじゃーん」
「ねぇちゃん、おせーよ」
…なんで普通にあなた方がいるわけ?
上品に料理を口に運ぶお母さん。
一番大きな椅子に座って食べるおさん。
幸せそうにほうばる私の姉、凛。
その横でただひたすら食べてる私の弟、拓真。
「ちょ、みんな本気…?今日からお金持ちです、はいそうですかってならないでしょ!?何呑気に座ってんの?なんで普通にいんの…?」
「だってここは、白石家の家だもーん。ねぇー、お父さん?」
お姉ちゃんが満足そうに言う。
「あぁ、沙羅の家でもあるんだぞ?私たちの家なんだ、ここは…。秋山くん、シャンパン」
「はい、かしこましました」