お嬢様☆執事
「秋山さん、私の好みに詳しいね」
「沙羅様の執事ですから」
二コッと笑う秋山さん。
そういや、聖夜、秋山さんがどうのこうのって言ってたけどなんだろ。
…知ってるわけじゃないよね?
…うん、大丈夫。
誰にも言ってないんだから。
今はこの時間を楽しく過ごしたい。
恋愛はお休み中。
恋愛だけじゃないんだし。
今の生活に満足。
「あ、そうです。もう少しすれば朝食のお時間ですので」
「分かりましたー☆」
…ずっとこの生活が続けばいいなぁ。
でも、やっぱり色々あるということで。
それは明日のパーティーでのお話。