お嬢様☆執事
「あー、疲れた…」
やっと部屋に到着。
秋山さんをベットに寝かせ、毛布をかけた。
…秋山さんの寝顔、初めてかも。
…ドクン
なんかかわいいなあ…。
いつもキリッとした顔立ちだけど、今はもう…。
沙羅の胸がきゅんとする。
「…」
私、ヤバいな…。
キス、したくなる…。
沙羅は無意識に秋山さんの顔に近づいた。
「沙羅、いるのー?」
「!?」
沙羅はあわてて顔を戻す。
「もう、いるじゃない。凛のパーティーなんだから参加してちょうだい」
危なぁ…!
「あはは…ごめんごめん。今行くから」
お母さん、バットタイミング…。
焦った…。
秋山さんが寝ていることには気づいてはなかったようす。