お嬢様☆執事
「沙羅様…?」
ねぇ、抑えきれないよ。
「秋山さん…」
好きだと言ってしまいたい。
私はあなたを心から愛していました。
「秋山さんっ…」
沙羅は秋山さんに抱きついた。
もう一度、あの温もりを。
もう迷いはしない。
「沙羅様?」
「…ら…んで」
「…?」
「沙羅って呼んで…」
「…沙羅」
静かに、秋山さんに体をまかせた。
星が輝く8月の夏空。
二人寄り添うベットの上。
沙羅と秋山さんは繋がった。