お嬢様☆執事

「ん…」



いつのまにか、外は朝。



隣に秋山さんはいない。



「…はぁ」



まだ昨日の鼓動は治まらない。



聖夜に返事書こうかな。



ベットから降りて、机に座った。



引き出しから便箋と封筒をだし、書き始めた。


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聖夜へ


久しぶりだね。手紙、ありがとう。

私は元気にやってるよ。

イギリスは楽しい?

まだ海外とか行ったことないんだよね。

いいなぁ。

私ね、最後の言葉の意味わかった気がする。

聖夜、気づいてたんでしょ?

ごめんね…。

でもね、私、聖夜のこと好きだった。

本当だよ?

もうお互いの道、進んでるね。

聖夜、有紗さんと幸せにね。

また会えるの楽しみにしてます。


             沙羅
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