お嬢様☆執事
「では、失礼いたします」
母が入ると同時に創也は部屋を出た。
「…お、お母さん、どうしたの?」
ヤバい、ヤバいっ…!!
沙羅の鼓動はピークを超えていた。
見られてはないんだから、大丈夫…。
あせっちゃダメ。
「明日帰るから用意しときなさいね」
「え?あ、はい」
それだけ?
「…じゃあ、明日の朝9時出発だからね」
「うん、分かった」
母は部屋を出た。
「はぁー…セーフ」
沙羅は安心する。
ということで沙羅は明日の準備をすることにした。
「今日が最後かぁ…」
「…写真撮ろ」
バックの中からデジカメを取り出し、あの風景にデジカメを向け、シャッタ―をおろした。