お嬢様☆執事
それから聖夜と別れた。
「…あ」
授業…。
キーンコーンカーンコーン♪
「ヤバっ!!」
沙羅は教室へと全力疾走。
沙羅の不安は全部消えていた。
もう、これでいい。
…創也がいるじゃん。
創也のこと、好きなんだから…。
沙羅のほほはいつのまにか濡れていた。
「どうしてよ…」
どうして泣くのよ。
どうして…。
「聖夜ぁ…」
まだ、あなたのこと想ってる。
私、最低だね。
…創也ごめん。
…聖夜ごめん。