お嬢様☆執事

「…私も。愛してるから…。ずっと好きだから…」



やっぱり、好きになっちゃいけなかったのかな。



…バカみたい。私、どれだけバカなの?



「…」



創也は何も言わずに部屋を出た。



ただ立ち尽くすだけ。



涙も出ない。



この気持ちは何?



…人生が終わったような絶望感。



「創也…」



力なく崩れ落ちた。

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