お嬢様☆執事
「…」
お互いカップを机において、創也は沙羅を抱きしめた。
「…お母さんに感謝しなきゃ」
「そうだね」
今は“お嬢様”と“執事”じゃない。ただの“恋人”
「…俺、我慢できなくなるな」
「え?」
創也は沙羅の唇を塞いだ。
また、会えるかな。
私の執事は創也だけなんだから…。
二人は深い愛に堕ちていった。
「私は白石財閥の執事、秋山と申します」
突然、私の目の前に現れた執事。
「沙羅様にお仕えできて光栄です」
私もあなたが私の執事でよかった。
「好意を抱いておりました」
実はずっと好きだったんだよ。
でも、私には聖夜がいた。
「沙羅…」
酔った勢いで私にキスをした創也。
覚えてないでしょ?
びっくりしたんだから。