お嬢様☆執事

「ん…」



いつのまにかベットで寝ていた。



創也の姿はない。



創也…?」



まだ寝ぼけた様子の沙羅。



「ん?」



なんだか香ばしい匂いがかすかにする。キッチンからだろうか。



「…創也」



「あ、沙羅おはよう。朝ごはん、作ってるから。顔、洗ってきたら?」



「うん」



沙羅は洗面台に向かった。



今日は日曜かぁ…。



明日、学校あるじゃん。



バシャバシャと軽く顔を水洗い。



「…お腹すいた」



そして、またリビングへと戻る。



「はい、できたよ」



机の上には創也お手製の料理が。



「あれ?創也って料理できるんだ」



「一応、調理師免許持ってるからね」



「へー…」



沙羅は椅子に座り、目の前にあったサラダを一口食べた。

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