お嬢様☆執事

創也の過去…。



想像しているものとは違ってた。



ずっと、本当はつらかったのかな。



なんで、創也をひとりぼっちにしたの?



なんで白石家に預けたの?



答えの分からない疑問。



…私のせいだ。



創也の居場所はここだけなのに…。



私は何をしているんだろう。



気持ち、伝えなければよかった。



本当に好きなら、相手の幸せを一番に考えるのが普通なのに…。



そしたら、ただ幸せにここで過ごせたのに…。



今さら、もう遅い。



この状況を受け止めるしかないんだ。



本当に…。



ねぇ、本当はね



すごい不安なの。



あなたを失うこと。



もう会えなくなるの?



もう声も聞けなくなるの?



そんなの嫌だよ…。



ずっとそばにいてほしい。


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