お嬢様☆執事

なんだろう、あの子…。



不思議な感覚。



突然、また会おうと約束した。



沙羅は手のひらのクローバーを見つめた。



もう一度、あの子に会ってみたい。



この願いは叶うのだろうか。



「沙羅様、お迎えにあがりました」



「あ…」



もう迎えがきた。



沙羅は家に帰るまで、ずっとクローバーを見つめていた。



“美羽”と“麻紀”



本当にまた会うことになるなんて、思ってもみなかった。



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