お嬢様☆執事
「…部屋に戻ってなさい」
「はい…」
沙羅と創也は母の部屋を出て、沙羅だけ自分の部屋に戻った。
「ディナーの時間になり次第、お呼びいたします」
「うん、わかった」
ガチャ…
「はぁー…」
なんか時間と不安に追い込まれてる…。
もう嫌だ。
と、言ってしまいたい。
逃げ出してしまいたい。
私、ワガママだなぁ…。
そしてまた、溜息。
荷物をベットの上にほうりなげ、ダイブしようと思ったとき、机の手紙に目がいった。