お嬢様☆執事
「大丈夫?」
「…う、うん」
沙羅はまだ少し寝ぼけている。
「ディナーの準備できたよ」
「うん、分かった…」
沙羅は目をこすりながら、ベットを下りた。
今日、一日色々あったなぁ…。
美羽ちゃんって子に会ったり、さっきの夢とか…。
変なの。
さっきの夢は…何?
誰なの?
あの手は誰の手?
あの老人は何を言おうとしたの?
…昔の記憶?
なんだろう…。
あの夢はリアル過ぎた。
…誰?
あー、考えたらキリないよ。
もうやめよ。夢なんだから。
考えることをやめた沙羅。
一体、あの老人は…?
謎だらけだった。