お嬢様☆執事
「…んー!よく寝たぁ」
ベットから起き上がる沙羅。
さすがに12月。少し肌寒い。
椅子に掛けてあったカーディガンをはおり、下のエントランスへ下りた。
「…おはよー。って、誰もいないし」
そうは言ってもさっきまで人がいたようだ。暖炉がついている。
「…くぅ!あったかい♪」
少し冷えた手を温める。
「沙羅様、お目覚めになりましたか。おはようございます」
綺麗なメイドさんがいた。
「おはようございます。朝早くにご苦労様です…。」
軽くお辞儀をした。
「いや、いいんですよ」
メイドさんは綺麗に笑った。