お嬢様☆執事

「奥さま、着きました」



「御苦労さま。さ、沙羅いってらっしゃい」



「ちょっと待ってよ…」



沙羅は動揺していた。



セフィール学園前にものすごい人だかりが。



しかも誰かを待ちわびているような。



「沙羅様、どうぞ」



ドアが開いた。



と同時にきゃーという歓声が。



沙羅はおそるおそる車内を出る。



「きゃー!!!沙羅様よ!」



「さすが、白石財閥ね…」



すごい、歓迎されてる…!?
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